【導入事例】「GLOVIA smart PRONES」の導入でオフコン依存から脱却!最適化した200本の独自プログラムを搭載し、運用してきた17年のあゆみ

MONQX ERP
MONQX Care
PROJECT MEMBER
槙公二
クロイ電機株式会社 管理部 副部長兼IS推進課長
安倍功久
株式会社YEデジタル Kyushu ソリューション本部 シニアディレクタ兼第2ソリューション部長
会社概要

会社名:クロイ電機株式会社
創業:1952年6月
事業内容: 照明器具(住宅用、施設・店舗用、屋外用)、照明調光装置、セキュリティ関連製品、住宅用電気機械製品、各種部品(木、ガラス、板金、樹脂、集積回路)の研究・開発・製造
従業員数:356名(2025年3月時点)

京都の照明器具メーカーであるクロイ電機株式会社は、生産管理を富士通のオフィスコンピューター(オフコン)で動く独自の開発システムで行っていましたが、2008年に生産管理システム「GLOVIA smart PRONES」に刷新することを決断しました。導入にあたって追加したプログラムは、実に約200本。以来、17年間にわたって、ベンダーであるYEデジタル Kyushu(YDK)は運用保守と改善をしながら伴走し続けています。

今回は、導入当時の舞台裏から、別工場や関連会社での活用、途中で迎えた大規模バージョンアップ、そして次の一手まで、長年パートナーとして歩んできたクロイ電機の槙さんとYDKの安倍にじっくり語っていただきました。

導入製品・サービス

  • MONQX ERP (GLOVIA smart PRONES)
  • MONQX Care

オフコン依存から脱却すべく、GLOVIA smart PRONES(MONQX ERP)への移行を決断

ーーGLOVIA smart PRONESの導入を決断された2008年当時は、どんな課題があったのでしょうか。

もともと弊社の生産管理システムは、富士通のオフコンをベースに構築したもので、お客様からのご要望やユーザのニーズにあわせて独自機能を肉付けしてきました。便利さの裏側で特定の開発言語を扱える技術者は年々減り、保守費用は膨張。データ活用の壁も高く、次のステージへ進む必要がありました。

とはいえ、社内には「慣れた操作画面が一番」だという声も多くありました。ですから、既存UIの機能や快適さを残しつつ、次世代のためにより汎用的な形でオープン化することが大きな課題だったんです。

クロイ電機×YDKの対談「GLOVIA smart PRONES」

ーー当時、新しいシステムの提案は複数社からあったと思いますが、その中でGLOVIA smart PRONESを選ばれた決め手は何でしたか?

生産管理システムと社外システムの連携を別々の会社にお願いする話もあったのですが、そうすると、いざ何かトラブルが起きた時に担当範囲が曖昧になってしまいがちです。

その点、YDKさんは提案・開発・運用保守をワンストップで請け負ってくれるとのことだったので、安心感がありました。それが決め手ですね。

ありがとうございます。実際、弊社はシステムを作って導入したら終わりではなく、その後も保守運用やご提案などを通してお力添えをしながら、密な信頼関係を築いていこうという考え方なんです。

現場へのヒアリングと議論を重ねて、200本のプログラムを搭載

ーーGLOVIA smart PRONESの導入が決まった後は、どんなふうに進めていったのでしょうか。

大まかに言うと、要件定義をしてから詳細設計をして、そこから開発という一般的な流れで進めていきました。

GLOVIA smart PRONESには標準テンプレートの他、自動車、化学、製薬などの各業種に合わせたさまざまなテンプレートがあるのですが、機能を柔軟に追加できることも特徴です。最終的には、クロイ電機さんの業務にフィットさせるべく、200本のプログラムを追加しました。

どんな画面構成や機能が現場にとって使いやすいか、実際の業務フローを踏まえながら、何度も議論を重ねた記憶がありますね。

クロイ電機×YDKの対談「GLOVIA smart PRONES」

ーー200本も! それは大変そうですね。

これでもかなり絞ったんですけどね。「どうしてもこの機能は必要だよね」と言っていったら200本になりました。

ーー例えば、どんな機能があるのでしょうか?

独自のもので言うと、「生・販・在メンテナンス」の機能があります。生産計画と販売管理、在庫管理を1つの画面で行えるようにしていただきました。

当時、工場のリーダーだった現場の方々へのヒアリングを重ねて搭載しました。今も弊社で改良しながら使っていただいている機能です。

ーーGLOVIA smart PRONESへの切り替えは、スムーズにいきましたか?

2008年12月に本社を京都市内から京丹波へ移転する前の9月にシステムも切り替えたのですが、大量のデータを処理する夜間バッチ処理を京都工場で監視していただきました。YDKさんが現場に張り付いていてくれたおかげで、無事に移行できましたね。

やはり工場が複数あると、拠点によって違うトラブルが起きる可能性があったので、夜間は京都工場で監視し、日中は三拠点全ての工場で支援することにしたんです。クロイ電機さんの場合は、本社と工場間で社内発注をかけるような仕組みを持っているので。

例えば、所要計算にエラーが出ると、回り回って製品の出荷にも影響するようなことになってしまうので、もしシステムが異常終了したら、翌日までには解決しないといけない状況でした。ですので、切り替え当時は遅くまで作業していた記憶があります。

私はというと、上司から帰るように言われて家に帰っちゃったんですけど(笑)。その節は、ありがとうございました。

クロイ電機×YDKの対談「GLOVIA smart PRONES」

GLOVIA smart PRONES(MONQX ERP)の利用を別工場や関連会社にも拡大し、バージョンアップにも対応

ーー運用開始後は、どんなフェーズを経てこられたのでしょうか。

大きなところでいくと、まず2011年10月に主に照明用のガラスシェードを扱うガラス事業部がスタートしたので、その生産管理のデータもGLOVIA smart PRONESに取り込みました。

本社と当時のガラス事業部で、主要お取引先様と連携するための企業コードが違っていたので、データの流れを適切に振り分けるプログラムを組みました。

それから、名成電機株式会社という和風照明の製造を得意とする関連会社があり、独自の生産管理システムを使っていたのですが、そこにも2015年にGLOVIA smart PRONESを導入しましたね。

ーー別の事業部や関連会社にもGLOVIA smart PRONESの利用を広げていったんですね。

はい。他に大きな動きでいうと、2020年にGLOVIA smart PRONESのバージョンアップもしましたね。

Windows10に対応するために、200本のプログラムに見直しをかけたんです。1年ほどかけて検証や改修、テストを実施していきました。

ーー200本ものプログラムを見直すのは、大変だったのでは?

200本のプログラムに関しては、全然大変じゃなかったですね。

弊社は大変でした(笑)。でも、特にご不便を感じさせることやトラブルもなくバージョンアップできて、良かったです。

クロイ電機×YDKの対談「GLOVIA smart PRONES」

ーー今はどんな形で支援されているのですか?

半年に1回は保守運用の報告会をしていて、あとはお問い合わせがあった時に対応していますね。

導入以来、17年間ずっと定期的に顔を合わせているので、何かあった時に頼りやすいですね。YDKさんとは、システムの刷新という大変なプロジェクトを一緒に乗り越えたチームという雰囲気が導入当初からあって、今も安倍さん以外の方々とも交流があります。

毎年、年末に1回は飲みに行っていますよね。YDKのメンバーは北九州から京都まで伺って、槙さんには京丹波から京都市まで出てきていただいているんです。

将来はクラウド化やAIの活用を視野に、DXを進めていきたい

クロイ電機×YDKの対談「GLOVIA smart PRONES」

ーー17年間にわたって、ずっと良い関係を築いていらっしゃるんですね。今後の展望についてもお聞かせください。

いつかは、オンプレミス運用からAWSなどのクラウドでの運用に移行したいとは考えています。今のまま社内でハードウェアの管理をし続けるには、人員も知識も必要なので。とはいえ、CPUの負荷や膨大なデータの移行、コストをどうするかは要検討ですね。

あとは、GLOVIA smart PRONESのマニュアルや社内ルールを生成AIと連携させて、チャットですぐ呼び出せるようにできたらいいなと思っています。

そうですよね。いただいたご要望は、今後一緒に実現可能性を検討していきたいと思います。

ーーでは、最後に生産管理の見直しを考えている方に向けて、メッセージをお願いします。

私はGLOVIA smart PRONESを導入したことで、データの利活用がとても進んだと感じていますし、実際にそのインパクトは大きいです。特に、GLOVIA smart PRONESと連携できるYDKさんの「簡自帳」というシステムがとても便利で、ユーザーが自分で欲しいデータを抽出できますし、バッチ処理の中でデータを抽出して関係者に送れるので、ぜひ使ってみていただきたいなと思います。

確かに、GLOVIA smart PRONESを導入されているお客様は、ほぼ皆様「簡自帳」も利用されていますね。

やはり、製造業において多くの方が「DXといっても、何から手をつければいいか分からない」「データを上手く活用できていない」という悩みを抱えていらっしゃると思います。弊社であれば、課題の整理からお手伝いして事業成長につなげていけますので、まずはぜひお声がけいただければと思います。

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